人間性は教育にあり!シュタイナーやモンテッソーリなど、まずは世界の教育法を知っておこう!

Rudolf Vlček

photo by Rudolf Vlček

世界には多くの教育法が存在します。

日本でも、その教育法を基に教育を行う園があります。

まず、世界の教育法を知って園選びの参考になれば良いですね。

世界の教育法

シュタイナー教育

WSGC-239photo by The Waldorf School of Garden City (NY

シュタイナー教育とは、1919年にオーストリア生まれのルドルフ・シュタイナーがドイツで始めた教育実践です。

子どもの体と心の発達観に基づく12年間の体系的なカリキュラムを持っています。

0歳から7歳までがひとつの成長時期で、この時期が「模倣の時期」とされていて、この時期は「大人が何を言うかではなく、どのようなあり方をするかが、生まれてから7歳までの子どもに作用する」とシュタイナーは述べています。

このように、ことばで教えるのではなく、おとなの姿・態度をまねして動くことで、身体、そして感覚、心をつくっていく時期、としています。

なので、手を出しすぎず、知的に教え込むことをせず、子どもが持つ模倣の力で、子ども自身のペースで成長していくことを大切にします。

身体と感覚と心が充分に育って初めて、知的なことを取り入れることができるということです。

子どものありのままを見守り、子どもを自由にさせること、その自由には、子どもが自分で成長するために必要としている、秩序だった環境やまねをする人の姿があること、が大切だとしています。

シュタイナーの「自由への教育」というのは、「成長しつつある子どもの肉体を健全に育てようとするならば、健全な欲求や欲望に対して喜びを求める心に対して親切に応じようとする態度が必要である」

「正しい方法で魂や精神が育成された人間こそが、将来現実の社会で役に立つ仕事をすることができる」

というように、シュタイナー教育のフィロソフィーは、将来社会に出たときに、指示待ち人間ではなく、自分で考え、自分の魂のこもった行動をするという、仕事のできる本当の意味で‘自由’な人になるための教育ということです。

出典:geocities.jp

モンテッソーリ教育

20140423105909-DSC_0269aaaaaaaphoto by Montessori Infant Nido Environment: Ed

イタリアはローマの医師として精神病院で働いていたモンテッソーリは、知的障害児へ感覚教育法を施し知的水準を上げるという効果を確認した後、1907年に設立した貧困層の健常児を対象とした保育施設「子どもの家」において、その教育法を完成させました。

モンテッソーリ教育は、子どもが持っている力(自己教育力)を信頼し、自立を援ける教育です。

子どもはできないのではなくどうやったらいいか分からないだけなので、子どもたちが100%自己教育力を発揮できるように 、ふさわしい環境設定 (人的環境、物的環境)、適切な教具 を準備・配置し、子どもに使い方を提示し、子どもが満足するまで繰り返し出来るように配慮し てあげること が大人の役割としています。

モンテッソーリ教育は、その基本的な精神を充分に理解すれば、家庭の中でもその他の環境にも応用できる教育法です。

子どもが、その時発達させようとしている能力にかかわる事柄に特に敏感になり、夢中になって取り組む時期があり、その時期を敏感期といい、1.運動の敏感期、2.感覚の敏感期、3.話し言葉、文字に対するの敏感期、4.数に対する敏感期、5.文化の敏感期とモンテッソーリ教育には5つの分野が存在します。

子どもは自分で自由に遊具・教具を選び、自分で選んだことは、興味を持って続けられます。

大人は最初に使い方を伝え、あとは見守り、間違えの訂正もしません。

「できた!完成した!」という充実感・達成感。それが自立につながるという考えの教育法がモンテッソーリ教育なのです。

出典:blog.monte.ne.jp

コダーイ教育

cantemus2photo by Kodály Institute | of the Liszt Ferenc Ac

ハンガリーの作曲家コダーイは1925年の児童向け合唱 「ごらん、ジプシーがチーズを食べている」の作曲をきっかけに、音楽教育における問題について大きな興味を持つようになりました。

コダーイ教育はスイスの「リトミック」、ドイツの「オルフ・システム」に並び世界を代表する音楽教育のひとつです。

集団の中での3歳までの教育として、家庭での、家族とのわらべうたを通しての関係を、保育士との関係で引き続き行われます。

また、人形や小道具、絵などを動かしながら歌い聴かせることで、能動的に聴こうとする幼児の行為を助けたり、それらを鼓動(拍)に合わせて動かすことで拍感を身につけさせます。

3歳ごろになると仲間と一緒に歌いたい、遊びたいという要求が生まれ、リズム感を身につけさせるための身体運動(歩行、手拍子、動作など)を、集団による遊びとして行い始めます。

この身体運動を通し、共通の鼓動を感じ、歌のリズムを認識し、正しい音程で歌う、遊ぶ隊形による空間パターンを体感することを身につけます。

6歳以上(就学)からの教育として、コダーイ・メソッドでは、就学後2年間は幼児期に行っていた集団による遊びとしての身体運動も続けます。

それに加え幼児期に歌い遊んできた音楽体験から体得した音楽要素を、認識、意識化して基礎的知識を教えていき、音楽を楽譜に記したり、楽譜から歌を歌うことを始めます。

コダーイ・システムでは、子供たちが楽器を演奏することを始めるのは、十分に歌うことができるようになり、手先の運動能力が発達した7~8歳頃からとしています。

出典:odn.ne.jp

フレーベル教育

Froebel-Teaching-Practice---Helping-the-Kids---NUI-Maynoothphoto by Froebel-Teaching-Practice—Helping-th

フレーベルはドイツの教育学者で、現代の幼稚園の基礎を作った人として知られており、幼児教育の父とも呼ばれています。

「フレーベル理論」を掲げた幼稚園や保育園、幼児教室などほとんどきかないのは、現代の幼稚園のスタイルを作り上げたのがフレーベルであり、幼稚園と言う言葉そのものの祖であるのもフレーベルだからです。

言い換えれば、すべての幼稚園や保育園は、フレーベルの考え方を取り入れている、という言い方ができます。

園庭があって、花壇があり、遊具が置いてあるというよく見る光景は、幼児教育に必要な環境としてフレーベルが提唱したものです。

お遊戯やお絵描き、生活体験などが重視された幼児教育の在り方そのものも、フレーベルが広めた物だそうです。

出典:chiccha.com

フレネ教育

IMG_53545B15Daaaphoto by murakamiyachiyo-blog.sblo.jp

フレネ教育は、セレスタン・フレネ(1896~1966)が1920年代に始めた、「子どもの生活、興味、自由な表現」から出発し、印刷機や様々な道具、手仕事を導入して芸術的表現、知的学習、個別教育、協同学習、協同的人格の育成を図る教育法です。

異年齢の子どもが学び合うフレネ学校では、年齢で分けられているのではなく、3~5歳、6~7歳、8~11歳までの3クラスに分けられています。

少人数で、異年齢が学びあうクラスでは、年長の子どもがちいさな子どもに気を配る光景が見られるなど、互いを思いやる気持ちが自然と育まれています。

3歳から文章で表現させるフレネ教育の大きな柱は「作文」と「印刷」で、子どもが日常生活のなかで発見し、表現したいと思ったことを文章にしていくのです。

そして、子どもたちは、自由作文や詩の朗読、文法の説明のとき以外は、自分で決めた活動計画表にそって自分のペースで学習させます。

フレネ教育では意見交換を重視していて、フレネ学校の子どもは対話の名人と呼ばれています。

毎日の「朝の会」「帰りの会」など、お互いの考えを話し合うという習慣があるからです。

最後に、フレネ学校の先生は、「子ども一人ひとりを尊重すること」、「子どもの情熱、子どもの中にある欲求を最高の段階まで導くこと」、「子どもに失敗を恐れさせないこと」、「子どもを尊重しプライドを傷つけない」ことを大切にしています。

出典:altjp.net

ニキーチン教育

505a7dda404e1aaaphoto by play-dev.jp

ロシアはモスクワに住むニキーチン夫妻は、7人の子どもたちを育てる中で「育ちの本質」を見つめ、『育つこと』『育てること』とはどのようなことかを提言してきました。

ニキーチン教育は、衛生・運動・知育のみならず、人との関わり方や思いやり・家族のあり方・大人の役割・困難の乗り越え方など、人が人として生きていく上での様々なことへの問題提起をする彼らのことばやその暮らし方は、自ら考えるきっかけを与えてくれるものです。

中でも、ニキーチンの発明した基尺の揃った立方体にペイントされた積木は、黙々と一人で遊ぶ子どもや、問題を作って子どもに『作り出す』ヒントを与える親、新しい使い方や遊びを生み出す子どもたちによって独特の世界を作り出しました。

幼い子は大きい子どものまねをしようと、じっくり観察し、大きい子どもはより高度なものに挑戦したり、作った形を図面に表したりします。

頭の中を、自分の考えや工夫を素直に表現できる楽しさでいっぱいにさせる教育法なのです。

出典:play-dev.jp

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